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おね〜さまのお部屋 -定期コラム(2001/05/20)-

浅川悠さんの出演した代表作やプロフィールなどは、おね〜さまの仕事部屋の方をご覧ください。

※ネタばれしているもの(特に定期コラム)もあるので、ご注意ください。

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2001/05/20

CLAMP学園怪奇現象研究会事件ファイル 2nd FILE

就職活動も無事終わり、時間も結構あったんですけど、コラムを書く気力が無い今日この頃です(ダメダメ)。 ラブひなのアニメPROCESS9をネタにするつもりだったんですけど、既に多くの人が見ているだろうと思ってやめました(笑)。 素子な浅川さんの声に対して今さら何か書きたいことがあるわけでもないですし(笑)。 あと、今回は今まで以上に相当なネタバレが入っています。ご注意ください。


というわけで、今回は「CLAMP学園怪奇現象研究会事件ファイル 2nd FILE」(以下、2nd FILE)というドラマCDです。タイトルそのまんまの作品です。 2nd FILEにはドラマが2本収録されていて、2本目の「許されざるもの」のドラマにキーパーソンとして浅川さんが出演しています。 今のところ、このドラマ内だけのキャラクターなので「CLAMP学園怪奇現象研究会事件ファイル 1st FILE」の方には出演されていません。 本人は、また登場できるように、応援よろしくです!(CDジャケットより)と言っているようなので、結構気に入っているのかもしれません。 単に仕事が欲しいだけなのかもしれませんけど(笑)。

「許されざるもの」の内容はというと、述べるのはなかなか難しいです。出演者の方々が口を揃えて「難しい」というだけあって理解するのがちょっと大変な内容だったりします。 ドラマ・原作部分担当者のインタビュー記事(?)もCDのジャケットに載っているんですが(強調は迷える子羊)、

あっという間のCDドラマ・第二弾の登場です。今回もCLAMP学園を舞台に様々な事件が発生しますが、今回は原作のエピソードの中でも難解な問題作『許されざるもの』が登場します。

昔ながらの少年SFドラマを再現しようと頭をひねったこの一編。ぜひ何度も聞いて、時間を旅する高雪(と声優さん)の苦悩を一緒に味わってみてくださいね(笑)。

という感想を述べており、知る人ぞ知る難解作らしいです。

話自体は凄く簡単で、全く同じ1日が何回も繰り返されていることに気がついた兎屋高雪(うさぎや たかゆき/CV置鮎龍太郎)が解決を試みるという、 某はにゃ〜んなアニメにも出てきたような話に似ているのですが、実際は、ドラえもんチックな単純なタイムスリップの話ではないところがこのドラマの難しい所以です。 そもそもタイムスリップの話ではないですし。・・・皆さん、ついてきていますか?(笑)。

兎屋高雪が時間を通常の流れに戻す解決策を見つけるキーパーソンとして唯加詩美(ゆい かしみ)というキャラが登場し、その声を浅川さんが演じていらっしゃいます。 ぶっちゃけた話、同じ日が繰り返される原因を作った張本人だったりします(笑)。

その唯加詩美はどこから来たのかというと、主人公の高雪の世界の並行宇宙-この世界とは別の歴史をたどっている平行している世界-から次元を越えて来たという設定です。 つまり、この世界の未来が無数の可能性を秘めているのと同じように、似ているけども違う世界がこの世界と平行して存在していて、別の世界から唯加詩美が現れたっていうことですね。 例えば、あと10秒後の世界としては僕が生きている可能性もあれば死んでいる可能性もあるわけです。 それと同じように、今この世界と平行して動いている世界として、2年前に僕が死んでしまっている世界や僕が浅川悠という声優と出会っていない世界が存在しているというような感じです。 ですので、次元の移動というのはタイムスリップではないわけなんですけど、次元から次元へ唯加詩美が移る時に、 お互いの世界が干渉してしまって高雪のいる世界の時間の流れがおかしくなってしまったというタイムスリップの要素も含まれています。

初めてこの手の話をドラマCDで聞いた人にとっては、多分わけがわからないストーリーなんじゃないでしょうか(笑)。 音声だけのドラマで理解するのはかなり難しいんではないかと思います(笑)。 僕の今の説明で理解できる人なんていないでしょうし(ごふっ)。 ただ、この世の果てで恋を唄っちゃったりしたことがある人(謎)にとっては「ああ、あの話ね」とすんなり聞き入れることができる話じゃないかと思います(いひ)。

話をドラマの内容に戻すと、唯加詩美のいる地球にはカシミ・ワンという人工頭脳があり、 カシミ・ワンは資源の枯渇した地球を救うために別の平行宇宙へ移住させるのが目的に作られたものです。 実際に他の次元へ移動できるかどうかの実験として送り込まれたのが唯加詩美です。 で、先述したように実験は失敗して時間の流れがおかしくなってしまったわけですけど、 実験の失敗を知ったカシミ・ワンはすぐに失敗要因を修正し、"新たな唯加詩美"を送り込んできます。 それが、カシミです。まあ、例えるなら2人目の綾波レイっていうところでしょうか(笑)。 おそらく、一人目と区別するために便宜上カシミとしているんだと思います。

唯加詩美の方は感情の起伏がない声で演じています。どちらかというと冷たい、トーンの変わらない声です。 それに対して、新たに現れたカシミの方はやはり感情の起伏がない声なんですが、人工音声っぽいエフェクトがかかっています。 いわゆるロボットという感じですね。

つまり、最初に送り込まれた唯加詩美もロボットだったりします。正式名称は「カシミ型人工頭脳端末ユイ1号」ですから・・・。 カシミの方が多分2号なんでしょう。1号の方はより人間っぽく作られているようで、2号はよりロボットらしく作られているようです。 まあ、よくあるパターンですね。 なんか某堀江由衣さんを一躍人気声優にのし上げたロボットもそんな感じでしたし(笑)。

感情の起伏が全くない声なので聞いていて面白みがないのは確かですけど、ドラマの話自体はそんなにつまらないものでもないですし 浅川さんのロボット声は結構貴重な気がするので一度聞いてみるのもいいかもしれません。

結局、2号に消去されそうになったものの、ベタベタな伏線によって2号を倒し1号の唯加詩美は無事元の世界に戻ります。 高雪と別れる時の「ありがとう。さようなら、高雪さん。」というセリフの言い方が、微妙に感情が入っている感じで演じていてよいのではないでしょうか。 今回の聞き所はこのセリフだといっても過言ではないでしょう。

浅川さんの希望通り、再び現れることはなさそうですねぇ・・・。ちょっと無理っぽいです・・・(;´Д`)。

浅川さんと関係ないところでいえば、高雪には幽霊のメイド(なんじゃそりゃ)、「こいずみ」がいて川澄綾子さんが演じています。 びっみょ〜〜にボケていていい感じです(笑)。 また、浅川さんは出てきませんがもう一つのドラマ「招かれざるひと」の方は水鏡美冬(CVかかずゆみ)と伊吹りおん(CV山本麻里安)がメインのドラマなんですけど、 どちらかというと、こちらの方がドラマ自体に華がある感じです。かかずさんのキャラが感情豊かだからなんでしょうけどね。

かかずさんがドラえもん風(モノマネではあらず)に「赤いシャベル〜」って言うシーンがお勧めです。 かかずさん本人も、キーポイントアイテムは「赤いシャベル」だと確信している(CDジャケットより)と述べているので本人も気に入っているんでしょう(笑)。

1話目の「招かれざる客」に華があるからこそ、逆に2話目の「許されざるもの」の落ち着いた雰囲気が出ているんじゃないかと思います。 ガンガンにお勧めというところまではいきませんけど、聞いて損はないと思います。

「CLAMP学園怪奇現象研究会事件ファイル2nd FILE」
マリン・エンタテイメント(MMCC-4012) 2940円


自分で書いていて何がなにやらよくわからない気がするので(おい)、このドラマCDを聞いたことがない多くの人には意味不明なコラムだったかもしれません(汗)。 っていうか、ほとんどがキャラの説明だし。掲示板あたりにでも意味不明だったと感想をいただけたらと思います(笑)。

いい加減に、コラムアップ予定当日にコラムを書き始めるようなことはやめたいと思うんですけどねぇ、 昔から試験勉強は一夜漬けが多かったですし無理なんですかねぇ・・・。 本当はちゃんと練って作成した文章を書きたいんですけど・・・。ぬぬぅ〜。

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