浅川悠さんの出演した代表作やプロフィールなどは、おね〜さまの仕事部屋の方をご覧ください。
※ネタばれしているもの(特に定期コラム)もあるので、ご注意ください。
今月はRPGツクール2000というソフトに収録されているサンプルゲーム「花嫁の冠」についてです。 マニアック路線まっしぐらです(笑)。
RPGツクール2000はASCIIからリリースされている、ツクールシリーズのRPG版です。 プログラム言語によるソフトウェア開発を知らない人でも、RPGを作れてしまうというソフト(らしい)です。 RPGツクール2000からキャラクターを喋らせることができるようになったようです(よく知りませんが)。
いくら簡単に作れるといっても、まっさらの状態から始めるのは難しいだろうということだと思うんですが、見本の意味でサンプルゲームがいくつか収録されており、 「花嫁の冠」というサンプルゲームのマリオンというキャラに浅川さんが声をあてています。
さて、サンプルゲーム「花嫁の冠」をプレイしたので、今月はその感想を述べようと思います。
まずは、サンプルゲームの大体の内容から。RPGツクール2000のパッケージの帯には以下のように書かれています。
村に伝わる「好き合うもの同士は結婚できない」という因習のため、主人公の親友マイケルは村の娘フローラと結婚できないことに悩んでいた。 主人公は、女神が魔王に捕らわれているためにその因習があることを知り、村の女のコと共に女神のほこらへと挑むが・・・。豪華スタッフが贈る本格サンプルゲーム、ここに登場!
要は、魔王を倒すというワンパターンなゲームです。 ただ、先に書いておきますが、RPGといっても所詮はサンプルゲームです。 物語の規模がDQとかFFとかの比じゃありません。 世界を救うとかでは全く無く、村にかかっている呪いをといてゲームクリアという非常にスケールの小さいものになってます(笑)。 魔王が住んでいる女神のほこらも村のすぐ隣にありますしね。主人公の村から3マスで行けます(近っ)。 だからといって、すぐ終わってしまうようなゲームでもありませんけどね。クリアするのに結構時間がかかりましたよ。
ゲームの内の各キャラの声は、魔王役が今は亡き塩沢兼人さんだったりシスターが冬馬由美さんだったりと変なところで豪華だったりします。 他のキャラも、マイケルとフローラ役がそれぞれ上田祐司さんと堀江由衣さんというラブひなカップルだったり(笑)、 魔法使いが今井由香さんだったりとそんなに悪くありません。 ネコ娘役の釘宮理恵さんが思ったよりいい味を出していて、ごめんなさいと密に謝ったり(謎)。
さて、浅川さんが演じるマリオンですが主人公と同じ村に住んでいます。密に主人公のことが好きだったりします(ありがち)。 主人公の住んでいる村にある武器屋の娘で、鍛冶屋の卵といったところです。 男っぽいキャラで、村一番の力持ちのオヤジと腕相撲をしても勝てるという馬鹿力の持ち主です。 「花嫁の冠」の中で最初に仲間になる女の子がマリオンです。 女神のほこら内で、石が道を塞いでいるために通れない所があり、そこを通るためにマリオンの力を借りることになります。 最初は村一番の力持ちのオヤジに協力を頼むはずだったんですけど、そこはそれ。 イベントが起きてマリオンが仲間になります。
ただ、このゲームは最後のボス戦を除くと、仲間になってついてきてくれる女の子は常に一人で、ダンジョンを進むたびに連れて行く女の子はころころ変ります。 例えば、石をどかすことに成功してマリオンと進んでいくと、ダンジョンを先へ進むのに射撃の力が必要なります。 マリオンは力をなれないことを理由に本業の鍛冶屋に戻ってしまいます。 そうするとまたイベントが起き、弓の達人の女の子が仲間になったりします。 ですので、マリオンが仲間になってくれるのは序盤だけです。すぐ他の女の子に変ってしまいます。
ゲーム序盤でマリオンが仲間から外れると、次に現れるのはボス戦直前と最後のボス戦のみになります。 ゲーム攻略の面で行くと、戦士タイプの女の子はマリオンしかいないので、最終局面では非常に力強い味方になります。 マリオンが仲間になっている間に経験値を稼いで、彼女と少しでも長くいてあげましょう(笑)。
さて、ここまでの話だと非常に男っぽいキャラであまり魅力がないように思われますが、そんなことはありません。 これまたお約束というか、男っぽいキャラだからこそ、逆に女の子っぽいところを出されるとコロッとやられます(笑)。 主人公は村の長老にたきつけられて魔王を倒すことになるわけなのですが、その噂はあっという間に村に広まります。 噂を聞いたマリオンは、自分の父親とケンカしてまで武器を作らせてもらい、完成した武器を店に出されないために父親の目に付くところから隠しておくという可愛いところもあります。 くぅ、良い娘やね(T_T)。
とってもうぶなところもあったりします。 ドラクエとかだとよくあることですが、自分の家で眠ると体力が回復します(もちろんタダ)。 女の子が仲間になっている状態で、それをやろうとすると女のこの方から色々な反応があったりして面白かったりします。 そりゃあ、そうですよね。自分の家に女の子を連れ込んでベットで寝ようっていうことになりますから(笑)。 このゲームはもちろん18禁ゲームじゃないので、結局、宿屋に泊まることになるんですけどね・・・(つまり、女の子が仲間になっている状態では自分の家で体力回復できない)。 マリオンがここで可愛い反応を見せてくれます。主人公がベットで寝ようとすると、
「えっ・・・・・・?」
「えっ?えっ?あ、あのさっ、かずよし(プレイヤーの名前)・・・・・・」
「これって、ベッド・・・・・・、ひとつしかないじゃんか?」
「あの、えっと・・・・・・。それって、ど、どういう・・・・・・?」
という反応が返ってきて面白いです。ここで「はい」か「いいえ」の選択肢が出てきて(笑)、「はい」を選ぶと
「え?えっ・・・・・・?」
となり、逆に「いいえ」を選ぶと、
「そ、そうだよね・・・・・・。あー、びっくりした。」
ということになります。どっちを選んでも結局は宿屋に行かざるをえませんが。サンプルゲームのくせに細かいところに気を使ってて最高です(笑)。 浅川さんの演技も焦っている雰囲気がよく出ていて結構でございますよ。
他にも、マリオンがダンジョンな内の石をどかす時に、主人公に耳を塞いでむこうを向いているように頼んでくるんですが、
その理由が、(密に想っている主人公に)リキんでる顔、あんまり、見せたくなかったんだけどなぁ・・・・・・
だったりします。
マリオン最高〜ヽ(´ー`)ノ。
結局、女神のほこらにいる魔王を倒し、村も魔王の呪いも解け恋人同士が結婚できるようになります。 その村では、男が結婚する相手に冠を持っていくという習わしがあり、それがこのゲームの名前の意味するところです。 主人公は最後に、今まで仲間になってくれた女の子の中から一人選んで冠を渡してEDになります。 マリオンに渡しに行く時の彼女の反応がまたいいんですよ〜。 それを、ここで書いてしまうとつまらないので書きませんけど( ̄ー ̄)。 興味がある人は、RPGツクール2000を買いましょう(笑)。定価9800円(税抜)です。
ネコ娘がいい味を出しているキャラクターだったり、魔王が天井からぶら下がっている紐を引くとネコ娘の下にある床が開いて落ちていくという どこかで見たことがあるようなシーンも出てきたりして、なかなか面白いゲームでした。 さすがに、「花嫁の冠」のためだけに9800円を払う気にはなれないでしょうけど、 RPGを作ってみたいと思っている方はこれを機会に購入してみてはどうでしょうか(作れなくても僕は責任持ちませんが)。
ところで、2000年11月のコラムで
菅原祥子さんだけ他の人の倍のボイスデータが入っているのも謎です・・・。
ということを書いたんですが、このゲームをプレイしてその理由がわかった気がします。 菅原さんは女神役だったんですけど、魔王に捕らえられ声を一切出せない設定になっていたので、セリフがほとんどありません。 ボスである魔王を倒した後にやっと何個かセリフがあるだけです。それで、ボイスデータだけは他の人の倍、収録してあるんじゃないかと思います(笑)。
就職活動も一段落してきたので、定期コラムは1度も穴をあけることもなく済むことになりそうです。就職したらどうなるかわかりませんけどね。 僕が今まで見てきたパターンだと、就職して忙しくなり、更新できなくなってしまうパターンがやっぱり多いようですね。 更新しないまま、半年とか1年ずっと放っておくというのも悲しいので、そうなりそうな場合は、休止宣言なり閉鎖宣言するなりしてきっちりケジメはつけようと思っています。 せっかく、色んな方が来てくれるようになったので、定期コラムを2ヶ月に1回でもいいから続けていきたいですけどね。 社会人でもきちんとページを管理している方もたくさんいますし。 はてさて、どうなることやら。僕が就職してからのお楽しみ(^^;。<まだ就職先決まってません(爆)