浅川悠さんの出演した代表作やプロフィールなどは、おね〜さまの仕事部屋の方をご覧ください。
※ネタばれしているもの(特に定期コラム)もあるので、ご注意ください。
2002年3月20日にサイトロンから、浅川さんにとっては初のソロCDとなる「バースディ・ディスク "Pisces"(魚座) 浅川悠」が発売されました。前半はCDドラマが3つ収録されており、後半はSE+浅川さんが作詞した4曲の計5曲が収録されています。その「バースディ・ディスク」の発売を記念してのイベントが秋葉原のゲーマーズ本店にて行われましたので、そのレポートです。お茶会ということでトークがメインです。トーク内容の順番まではきちんと覚えていませんのであしからず(笑)。おそらく話が前後している部分があると思います。っていうか、確実に前後しています(泣)。
お茶会イベントといっても基本はトークイベントでした。ゲーマーズ本店にあるゲーマーズカフェにてイベントが行われたのですが、整理券の番号は全く関係なく、当日の整列順になっていました(ゲーマーズでのイベントはいつもそうらしいです)。夏樹さんのイベントが終わってから急いで来た僕と歩さんの立場なし(笑)。せっかく御徒町駅から走ってきたのに・・・(哀)。それなら、イベント開始に間に合うようにもっとゆっくりくればよかったです(笑)。
僕がトイレに行っている間に開場。Waiting for YUUの常連さんと僕とでカフェの後ろ側に陣取る。浅川さんから一番遠いものの、テーブルとイスが周りより一段高く、浅川さんの顔もよく見えていい感じでした。
お茶会ということで店内で各自ドリンクを購入。席に着くと浅川さんへの質問用の紙切れとビンゴカード。質問用の紙切れはイベント前に回収されました(当たり前)。質問収集とビンゴということで、イベントのネタに困ったのではないかと突っ込みたいところですですが、よしとしましょう(笑)。
CDのディレクターである小川さんからの挨拶と注意点が述べられた後に浅川さんが登場。CDの発売イベントとしては今回のイベントが最後だった上に、観客のテーブルには飲物が置いてあったので「何かの打ち上げみたい」と言っていたような気がします。
トークが開始。回収された質問が入っている封筒を小川さんが持っていて、浅川さんがそこから1枚ずつ取り出して答えていく感じでした。
声と体と性格が一致して全てが可愛いらしいです。先月末(2002年3月31日)のスターチャイルドのイベントでは、あずまんが大王のコーナーにて浅川さんとちよちゃん(金田朋子さん)が出演したのですが、そのイベントでは「サエキトモとの(金田さんの)取り合い」になったらしいです(笑)。サエキさんが色々と金田さんを誘うらしく(「おう、飯でも食いに行くか」など)、「何を言われてもついていっちゃダメだよ」と金田さんに釘を刺していたらしいです(笑)。浅川さんと松岡由貴さん(大阪役)とで、サエキさんからちよちゃんを守っていたらしいです。
また、あずまんが大王とは違う番組の収録のときに、その番組の出演者に金田さんが可愛いという話をすると、ほとんどの人が金田さんのことを知らなかった(会ったことがなかった)らしいのですが、ちょうど隣のスタジオで金田さんが収録に来ていたのをいいことに、「みんなで(金田さんを)見に行こう」と金田さんの収録現場まで押しかけに行ったらしいです(笑)。金田さんを見た浅川さんの共演者は、口を揃えて「可愛い」と言ったらしいのですが、ちょっとやりすぎたかなと思った浅川さんが金田さんに「晒し者みたいにしちゃってごめんね」とメールを送ったところ、「色んな人に会えてよかったです。榊さんだーい好き。」と返事が返ってきたらしく、浅川さんは「食べちゃうぞ」と返事を出したとのこと(笑)。
さらに、先日、「大阪ちゃん(松岡さん)」と「ちよちゃん(金田さん)」を自分の家に呼んだらしいです。なんでも「たこ焼き食べる?」と誘ったとのこと(笑)<浅川さんの家にたこ焼き焼き器があるらしい。
松岡「(金田さんが浅川さんの家にいることを)サエキさんに教えちゃおうか?」
浅川「教えてもいいけど、ここに呼ばないで」
なんてこともあったようです(笑)。あとは、「ちよちゃんを育てたい」とか言っていたような気もします。
「声優も思いつきでなったようなものだし、日ナレに入っても大して仕事ももらえずに、辞めてフリーターになっていたかもしれない」と言っていました。小川さんから、小学校の文集とかには将来の夢として何を書いていたのかと聞かれると、「昔は看護婦になろうと思っていた」と言っていました。小学生の頃に面倒を見てもらっていた人(叔母さん?)が看護婦をやっていて影響を受けたらしいです。中学卒業後の進路として、専門学校へ進学するべきか普通の高校へ進学するべきかその人に相談したところ、なりたいのなら止めないけど「9割反対」と言われたので止めたらしいです。やはり勤務がハードすぎて人には薦めたくなかったようです。看護婦になりたいにしろ、専門学校へ行くと途中で気が変わってもつぶしが効かないからということで高校に進学したそうです。高校入学後は「墜ちていった」(By浅川)とのことでした(笑)。
そのままフリーターになっていただろうとのことですが、小川さんから「結婚して子供もいたかもしれないね」と言われると、「そっか〜、子供連れてライブ行っていたかもしれないんだ。それで、お気に入りのメンバーに『ほら、あれがパパよ。挨拶してきなさい』とかやったり・・・。今とやっていること変わらないじゃん。」と答えていました(笑)。何になってもライブに行くのははずせないようです(笑)。
浅川さんは好き嫌いもなくなんでも食べるらしいです。食べる量も普通らしいのですが、バイオリズムによって大食いのときと小食の時があるらしいです。お腹が空いていても食べたいものが家になければとにかく寝るらしく、食費も浮くし電気代も浮くしで良いことづくめらしいです。空腹の時は飲むヨーグルトを飲んで寝ると言っていました(笑)。
食べ物の好き嫌いはないと言っていた浅川さんですが、「嫌い」繋がりから、急に「虫は嫌い」という話になり、虫嫌いのエピソードを披露していました。以前、番組のスタッフや出演者と一緒に海へ行ったことがあり、夜になって食堂の窓から花火を見ていたときのこと。窓は網戸になっていて、網戸越しに花火を見ていた浅川さん。ふと網戸をよく見るとちっちゃい虫(蚊みたいな蜘蛛みたいなやつ)がわんさかと張り付いていて、それに気がついた、虫の中でも特に蜘蛛系がダメな浅川さんは「キャー」と凄い勢いで後ずさりをしたらしいです。その様子を見ていた堀江由衣さんに「可愛いところあるんですね〜」と言われたらしいです。今でもそのときの事をネタにされるらしく、堀江さんに会うと「虫、嫌いですもんね」と言われるらしい(笑)。まあ、堀江さんはそこそこ(?)虫系には強い方のようですから(笑)。
それはさておき、浅川さんがなぜ今のような声になったのかというと、それは浅川さんが小学生の頃まで遡ります。浅川さんの母親が言うには、浅川さんも昔は可愛い女の子っぽい声だったらしいです。それが、小学校の1,2年生のときに運動会の練習から帰ってきたら声が変わっていて、それからそのままらしいです。「その頃は先生の言うことは素直に聞いていたから、『赤組がんばれー!』とか先生の言われるままにやっていたら、帰ってきたら喉が変になっていて、母親に『あんたどうしたの』と言われた」とのこと。それ以来、そのまま治らずに今のような声になっているらしいです。「それがなければ、今頃ちよちゃんの声とかやっていたかも」と相変わらずちよちゃんにこだわる浅川さんでした(笑)。
小川さんも、確かに年をとったらいつの間にかあだ名を付けなくなっていたと言っていました。浅川さんは昔も今もあまりあだ名を付けられることはないようです。
あだ名とはちょっと違いますが、アニメなどの収録現場では役名で呼ばれることがあるそうです。特に、ディレクターからは役名で呼ばれることが多いらしいです。声優さん同士も役名で呼び合うことが多いと言っていました。その理由には「役名で呼び合った方がフレンドリーに感じるから」というものがあるようです(あずまんがの現場はこのパターンだから浅川さんは「金田さん」ではなく「ちよちゃん」と敢えて役名で呼んでいるのではないかと思います)。浅川さんも色々と考えているようで、「歳がちょっと下ぐらいだから『敬語使わなくていいよ』と言っても気を遣っちゃう人には、役名で呼んでもらう」と言っていました。「役」が入るとフレンドリーになりやすいらしいです。それなりに効果はある模様。
ヴァンドレッドの現場では「ジュラ 」と呼ばれたり、あずまんが大王の現場では「榊さん」と呼ばれているようですが、ラブひなの現場では「素子」と呼ばれても、くまいもとこさんもいて混乱したと言っていました(笑)。ヴァンドレッドのときは「昔好きだったバンドのメンバーでヒビキっていう人がいて、(ヒビキ役の)吉野君に『ヒビキって呼ばせて』」と頼んで役名で呼ばせてもらったらしいです(笑)。それは幸せな日々だったようですが、ヒビキ、ヒビキと言っていたため本名(?)の吉野裕行の方は覚えなくて、アニメが終わってから吉野さんから携帯に電話がかかって来たときに携帯の表示を見て「誰?」となってしまったそうで(おい)、今は「ヒビキ吉野」で登録しているらしいです(笑)。
ラジオ番組などでは、聴者が聞きやすいかどうかというのもあだ名をつけるときのポイントになるようです。浅川さんが堀江由衣さんとラジオ番組に出ていたときも、どう呼び合おうかということになって、「ゆいちゃん」と「ゆうちゃん」だと音だけしかないラジオでは聞いている人がどちらなのかわかりづらいだろうということがあり、どうしようかと話し合っていたところ、堀江さんが「昔はほっちゃんと呼ばれていた」ことから、「ほっちゃん」と「ゆうちゃん」と呼び合うことになったようです。「ほっちゃん」は堀江さんのファンの間では浸透している呼び方ですが、実はその呼び名の根源は浅川さんにあったのでした(笑)。近くの堀江さんのファンに自慢しましょう(ぉ。
微妙に話が質問からずれているような気がしましたが、小川さんが「声優ならではの話ということで」と上手くまとめていました(笑)。ちなみに、小川さんによると「Second wind」を作詞した荒牧賢治さんは「音楽がり勉」というあだ名がついているらしいです。荒牧さんは確かにそんな感じの雰囲気をもっています(笑)。
「deeper」では相当バカなことをやっていたようで、ラジオ局から指定される曲はワンコーラスしか流さないのにお気に入りのバンドの曲は全コーラス流したりとかしていたようです(笑)。また、放送を浅川さんの知り合いも聞いていたようで、山田美穂さんがリスナーだったり、放送中に酔っ払った森久保祥太郎さんから冷やかしのFAXが来たりと色々とあったようです。バカなことをやったけど「良い勉強になった」と言っていました。
お金と仕事がないと食っていけないというようなことを言っていました。それは、本当の意味で「これがないと死ぬもの」ですが、「死んでしまうほど大切」という意味では、好きなバンドや親と言っていた気がします。ただ、例えば、好きなバンドのメンバーが死んじゃったからといって、「自分も後を追って死ぬとかもう生きていけないと思うほどではない」と言っていました。ライブで「キャー」と騒いでいる若い子とか見ていて、お気に入りのバンドのメンバーが死んでしまったりしたら、この子達どうするんだろうと思ったりすることもあるようです。
浅川さんの母親についても、ちょっと話していたような気もします。浅川さんのCD発売記念のトークイベントはこれで3回目ですが、真面目な話、ここ最近の浅川さんの発言の中には母親に感謝する発言が多く、今ぐらいの歳になって親に心から感謝する気持ちが持てているんだろうなぁと羨ましく思います。僕も感謝していないわけではないですけど、何ていうんですかね、本当に心から感謝しているかと言われればそうでもないような・・・。
イベント開始時に、小川さんから呼ばれるのを待っていたときに、ゲーマーズの店内にちょうどJanne Da Arcの曲が流れていて、曲を聞き終わるまで「呼ばれても出て行きたくなかった」と言っていました(笑)。その直後、「あとはお勧めのバンドといってもねぇ・・・。」と言いつつ何故かこっちの方に視線を向ける浅川さん(笑)。「そこらへんの人とか、ライブで会うし(笑)。」と、何故か僕を見つめて言っていました。もしかして、僕にふぉーりんらぶ?(違) 「この前も、前の方でライブの開始を待っていた時に、誰か知り合いが来ていないかなぁと後ろを見たらいたし。」と言っていました。「気を利かせて声をかけないようにしてくれていたみたいで、この前(のイベントの握手のときに)、『寂しいから声をかけてよ』と言ったら『いいんですか?』と聞かれた(笑)」と言っていました(笑)。僕としては、このネタはかなりおいしかったです。浅川さん、ありがとうヽ(´ー`)ノ。
そんな感じで、今はまっているバンドは各所で言っているようにLAIDというバンドで、他には「言っても多分わからない思う」というぐらいのマニアックなバンドがお好きなようです。LAIDも十分マニアックだとは思いますが(笑)。
ここでトークは終了。他にも、今日のイベントのことをすっかり忘れていて、イベント前日にマネージャーから「明日は何時に向かえばいいか?」と電話で聞かれて、「へ?何のこと?」と聞き返した話や(笑)、かかずゆみさんと雨の日に六本木の交差点で待ち合わせしていたときに、お互いが見つからなくて電話で今どこにいるのかと探していたら、すぐ隣にいた話、などもありました。後は、「ヒカルの碁」の三谷役の影響からか女の子からのファンレターも多くなってきたという話もしていた気がします。
今回とった質問形式については、「質問形式っていいねぇ。やりやすい。」と感想を述べていました。
トークの後はビンゴ大会。「ますます、打ち上げっぽい雰囲気になってきたね(笑)」と言っていました。「お酒があればよかったのに」とねだっていましたが、お酒を買いに行く者は誰もいませんでした(笑)。ビンゴ大会の景品は10枚収納できる携帯CDケース。ビニール素材でできているあれです。そのケースに、後で浅川さんがサインを入れていました。ちなみに、同じ携帯CDケースがヤマギワで1000円で売っていました(笑)。
ビンゴ大会開始。番号を読み上げても会場がシーンとしていたために「お酒ないの?お酒があれば盛り上がるのに」としきりに言っていました。あまりの静寂さに耐え切れなかったのか「お酒を飲んだつもりで盛り上がって」と浅川さんからの要望が。確かに、なんともいえない雰囲気でした(笑)。トーク自体は面白かったのですけど、会場が大爆笑で大盛り上がりというほどではなかったので、ビンゴ大会で急に会場のテンションが上がるわけがなかったといえばそれまでなのですが・・・。当たっても外れても何かリアクションをするようにとの御命令が下ったので、(浅川さんが玉の番号を読み上げて)「○番」と言った後に「やったー!」と言ったら「いいねぇ」と誉められました。はずれの番号だったんですけどね(笑)。それ以降は、会場の後ろの方に陣取っていた僕や歩さんあたりが「ちぇー」とか「もうやってらんねー」とか適当にリアクションをとっていました(笑)。それでもビンゴにならず。世の中って不公平です(笑)。じゆうださんなんて会場内で最初にリーチになったのに、ビンゴしませんでしたし(笑)。
お酒の話が出たときに2次会とかやろうという話が出たのですが、2次会をやったら「君達引くよ。2時間ぐらいずっとちよちゃんについて語るから。」とやはりちよちゃんにぞっこんな浅川さんなのでした(笑)。ふと思ったんですけど、「ぞっこん」ってもう死語ですかね(本編とは関係ありません)。
ビンゴ大会も終わり、本来ならここでイベントが終わる予定だったのですが、急遽、浅川さんが1曲歌うことにしたそうで「Second wind」を披露。小川さんがギターを弾いていたのですが、ちょっと失敗気味でした。浅川さんの方は(多分)歌詞も間違えず声もよく出ていたと思います。
歌い終わった後に握手会。僕はお土産にあずまんが大王に出てくる「ねここねこ」のぬいぐるみ(アニメイトで購入)を持っていったのですが、「あっ、ねここねこだ〜」とちゃんとわかってくれました(笑)。「これ、くれるの?」と嬉しがってくれたようで良かったです。その「ねここねこ」のぬいぐるみは、マジックテープで2つのぬいぐるみが着脱可能になっているのですが、小さいぬいぐるみをはずして「これはちよちゃんにあげてください」と冗談で言うと、「え?何であげなくちゃいけないの?」と本気でちょっと不満そうでした。「ちよちゃんと交換ならあげるけど」と言っていたので、気に入ってもらえたっぽいです(笑)。
さらに、浅川さんのイベントの前に行ってきた夏樹さんのイベントで仕入れたCD延期情報を「夏樹さんがCDが9月に延びそうって言っていましたけど、どうなんですか?」と聞いたところ「また、あの人は・・・。うん、ちょっと話が大きくなりそうでね。」とまたもや勝手に情報をばらしてしまった夏樹さんに不満そうでした(笑)。
そんな感じでイベントは無事終了。
「バースディ・ディスク "Pisces"(魚座) 浅川悠」
サイトロン(SCDC-00167) 2400円
先ほども書いた通り、僕としてはかなりおいしい思いが出来たイベントでした。ありがたや〜。
それでは、次のレポートまでさようなら。